転職について➁

こちらの続き。

転職について➀ - すーやん気ままブログ

新卒で入社した会社で青森県に配属になるも、心をすり減らして2年半でギブアップ。東京の実家に帰ってたきた所からスタートです。

 

【2015年10月~2016年1月:フリーター編】

正確には有休消化もあったので、9月初旬には東京に戻りました。

引越し片付けを終え、ハローワークで失業手当申請などを進めつつ、一応リクルートキャリアに登録。

リクルーターと面談を行い転職活動をスタートしました。

しかし、前職で精神が削られ、社会・会社・働く事に恐怖と不安を感じ、闇MAXだった私はすぐ活動が止まってしまいます

なんとか職務経歴書などは書き上げ、リクルーターから求人が送られてくるのですが、全く応募する気になれませんし、もはや求人と向き合う気にもなれません。

求人ポチらない生活1週間が過ぎると、リクルーターから連絡が入りました。

自身の状態を説明、一旦活動は休止して気持ちがある程度切り替えられたら再開する事に。

今振り返ると「しなきゃいけない」思想で転職サイト登録したはいいものの、自分を見つめ直したりアピールできる精神状態ではなく、心が拒否したんだと思います。

自分の人生でもトップクラスに自己嫌悪と負い目を感じている時期でした。

さておき、転職活動を休止する事にした私は、能動的にリフレッシュ活動をしようと決意。

当時した主な事を書いていきます。

 

ボランティア旅行

自己嫌悪と負い目を感じ、社会のお荷物だと思っていた当時の自分。笑

人の役に立っている実感が欲しく、何かボランティアしようと思いました。

いろいろ調べていく中で、関西での「2泊3日の里山保全×外人交流ボランティア旅」みたいのがあり、参加を決めました。

関西方面にも友人もいるし旅行半分で気分転換になりそうなので。

ちなみに、失業中で無駄なお金は使いたくないものの、時間だけはたっぷりあったので格安夜行バスでいきました。笑

参加者はたしか日本人半分、香港人半分、男女半々で20人くらいです。

大阪のちょっとした里山にある小屋を拠点に、小屋キレイにしたり、竹切ったり地元の人と交流しつつ、ボランティアさん達と寝食を共にするというもの。

ちょっと大学時代のサークルみたいでした。(実際参加者も大学生が多かったのですが)

私は竹切りも家事もとても頑張りました。みんなで豚汁作るときすらも、全力でごぼうのささがきしたの覚えています。笑

近しい経験もあったし、ともかく人の役に立っている実感が欲しかったのです。

このボランティア旅自体がかなりのんびりしており、参加者ものんびり自由(悪く言えばルーズ笑)だったので、良い意味で私は浮きまして。

「なんかこいつすげえ 」と周りから思われ、人気者になりました(笑)

この経験でゼロになっていた自分の自信が少し戻りました。

 

沖縄旅行

日本本島の最北端にいたからでしょうか、南で心を休めたいと思い沖縄へ。笑

那覇の1泊2000円ほどの安宿(1人1ベッド的な所)に2週間ほど滞在しました。

宿泊者同士が交流できる居間があったり、夜は隣の専用の飲み屋で酒盛りをしたり。とにかくディープでゆるくて一人でも寂しくはありませんでした。

昼まで寝て、国際通り付近をプラプラ散歩したりして、酒とつまみを買ってゲストハウスに戻って宿泊者同士で飲み。結局だらだら深夜まで飲み。基本はそんな生活でした。笑

特に印象深かったのはゲストハウスのスタッフ。

主要4人のうち2人がとにかく盛り上げ上手のゲイでした。彼らの話を聞くと、沖縄にたどり着く前にいろいろ他人から理解されないなど苦労があったそうで。

境遇は違いますが、「コミュニティに馴染めなかった」という点ではちょっと共通者な気がして、そんな彼らも沖縄で楽しそうやっているのでなぜか自分もちょっと楽になりました。

ちなみに片方の大型ゲイ(推定80~90kg)からは結構ガチで狙われて、深夜2時の散歩とかに誘われてました(ケツ触られながら!笑)

今となっては笑い話ですが、当時は結構ビビッてもいました。笑

あと沈没者っていうんですね、長く滞在しているゲストハウスの宿泊者長老のような「その日を楽しめればいいじゃない」的なおじさんがいました。

楽しそうだけど人生これでいいのだろうか。。

自分の事は棚上げして、その人見ると、自分はちゃんと働こう。とちょっと思えました。笑

なお、現地住まいの先輩と遊んだり北部の観光地行ったりもしたんですが、それは割愛します。笑

 

仏教旅行

前職は「一部上場企業の業界3位のメーカー」でした。

ちゃんとした会社に入れば、勝手に幸せになるのかなと大学生の時なんとなくと思っていましたのですが、現実は見事に打ち砕かれました。

「これで幸せになれなかったら、じゃあどうしたら幸せなれるのか」

私はステレオタイプの幸せ像が崩れたことによる、不安と絶望も感じていました。

そこで「そもそも幸せとは?」を本気で考えました。

結果、「幸せ=仏教ではないか?」という結論に至りました(本気です笑)

とある本に、「仏教とは、苦しみが多いこの世界の中で、心安らかに生きる為の自己啓発である」、的なことが書いてあったんですね。

そう!当時の闇MAXな私にとってはぴったりのワード過ぎたんです。笑

という訳でザ・仏教!的なスポットを調査。

日本の数ある宗派の大元となった言われているのは「比叡山延暦寺」(滋賀)と「高野山金剛峰寺」(和歌山)という事が分かり、そこに行きました。

無論、失業中で無駄なお金は使いたくないものの、時間だけはあるので格安夜行バスです。笑

感想は「めっちゃ山」「ここなら確かに人里離れて修行できそう」

圧倒的小並感。笑

さておき、行っただけで自分の中で謎の満足感に満たされてしまったので、仏道に入る事はしませんでした。笑 

 

バイト

今更ですが、フリーター編なので一応触れておきます。

実は東京の実家に戻った際、ありがたい事に元々のバイト先から声がかかり、一時的に復職していました。

といってもシフトも完全希望制でかなり融通利くので、先述の旅行なども全く問題なかったのです。なのでパラパラとバイトもしてました。

バイト先の方はプライベートでも仲が良い方で、理解があってアットホームで、精神的には全然大丈夫でした。むしろ、削られた心を温かく癒してくれる場所でもありましたた。

フリータ―編ですが仕事については以上!笑

とにかく、幸いにも闇状態の中でも働ける場所があり、この時期でも一応収入源はあった。という事です。

 

その他

青森にいて大型連休くらいしか地元東京の友達と会えなかった自分。失われた時間を取り返すように、小中、高校、大学の友人と遊びに行ったりお酒飲んだり旅行行ったりしました。

その中で一つの異変に気付きます。

ビールが美味しくない!!

なぜか。働いた後の一杯なんて言いますが、正社員で朝から晩まで働いている友人と、自由にすごしつつ、たまにバイトに入る自分。

無意識に比較してビールの味を劣化させていたのかもしれません。

この感覚って自分だけですかね?ホントいまでも不思議です。

 

そんなこんなで、9月初旬に東京に帰った私は本格的に転職活動を12月から再開させます。

再開した動機は

・闇が薄まり、やや自信が戻ってきて大丈夫になってきた

はもちろんですが、他には下記理由があります。

・貯金が減ってきた

・ちゃんと世の役に立ちたい意欲が高まってきた

・そろそろ美味いビールが飲みたい

やはり、多少バイトで稼いでいると言っても、好き勝手やってばかりだとお金は減る一方なので。同時に心も回復しつつ、欲ももどってきた感じです。

で、内定が2社出て、うち1社に決定。

2016年2月から正社員として2社目をスタートさせます。

この内定までの話は次回パートで書くこととします。

では。