転職について➆

シリーズです。
最初はこちら⇒転職について➀ - すーやん気ままブログ

2度目の転職を経て現職に入社し、今の私に至るまでを綴ります。

 

【2018年10月~現在:IT会社((交通系アプリ)】編

面白そうだし、今後の成長が楽しみだし、何より前職より好条件で現職に入社できた私。

人間関係も良好そうですし、OJT研修も比較的しっかりやってくれるし、入社前イメージと大差なくかなり安心感がありました。

東京+当時実家暮らし+前向き転職という超良い状況でしたが、ゼロから人間関係を築く必要がある環境に変わるという事はそれでも気疲れがすごく、最初の3週間くらいはただ研修してるだけなのにやたら疲れました。

環境の変化というのは相当なストレスになっているという事をしみじみ実感できました。

気疲れはありましたが、IT会社的な文化は割と前職と同じような感じだったので、そこそこストレスなく馴染めました。

 

1カ月程でなんとなーく分かってきて、早く担当会社を持ちたいと言う焦りに変わっていきました。

自分の場合、自己責任である担当会社を持って、色々やってみないとちゃんと自分の身に付かないからです。

2ヵ月目はそんな感じでモヤモヤしつつ、隙あらば先輩に同行させてもらう日々でした。

全社的に主要エリア毎にキャンペーンを打って一気に刈り取ろうという流れの中、入社3か月目(2018年12月)に担当エリアが決まり、いよいよ本格的な営業活動を開始。

何度か先輩に同行頂いた後、単独営業にも行くようになり、徐々に現職の営業に慣れていきました。

 

その後担当会社も徐々に増えてゆき、2019年2月頃、業務量とやりがいがめちゃくちゃ良いバランスとなり、ついに社会人人生きっての超安定期が訪れました。

精神的にも安定していて超ハッピー。

マリカーで言うとスター獲得状態、スマブラで言うとハンマー獲得状態です。

その時期に実家も出て、神奈川にて一人暮らしも再開できました。

 

ただ、当たり前ですが最強期間は永遠には続きません。

2~3か月ほどでその状態になれてきて当たり前になった事に加え、仕事量にも変化が訪れました。

2019年GW明けから東京の超主要会社を任され、2019年秋~2020年春までの新規サービス導入に奔走する事になります。

残業がもともと20~30時間くらいでかなりホワイト状態だったのですが、徐々にオーバーワーク気味になってゆき、夏以降は残業時間が80時間を超えてきます。

平均残業時間は業界や会社によって大きく違うと思いますが、この当時は会社の中でも10本指に入る残業状態でした。

私の社会人人生でも最も長時間労働していた時期となり、平日家にいるときはほぼシャワー浴びる、寝てるくらいでした。

また、平日中にタスクが終わらず、土日もどこかしらで仕事をしてタスク消化に努めており、疲労がたまっている状態が慢性化してきました。

心の余裕もなくなってきて、「なんで俺だけこんな大変なんだ」という思いも芽生え始めます。

余裕のなさから、同僚に優しくできてなかったかもしれません(だとしたらすいませんでした同僚の皆様)

 

 

この状況について先輩に小出しで相談していたのですが中々状況は変わらず。

10月末、いよいよ「これ以上はホント無理!」という精神状態に差し掛かったころ、某本部長がこの状態に気づき「ダメになる前にちゃんと相談しろ」と言われます。

この言葉で決意した私は

部長+GM+先輩に『ズバリ、営業担当が多くてもうきついのでご相談させて下さい。。』という書き出しのチャットを送り、ついにヘルプを出します。

ついにやってしまった!

チャットを送ったのが金曜日。月曜日に口頭でも話しなければいけませんが、何を言われるか未知数とビビっていた私。

申し訳なさげに部長に「すいませんチャットの件なんですけど。。」と切り出すと、

「言わなくてもわかっているよ、ほんとお疲れ。皆でなんとかしよう」的な返事が返ってきました。

安堵と有難さで泣きそうになりました。

すぐにGMと対策ミーティングが練られ、私より優秀なセールス一人をスーパーヘルプにつけて頂けることになりました。

11月残業時間はこのスーパーヘルパーがいて10月時と同程度。

逆に言うと何も言っていなかったら更に残業が増え、いよいよキャパオーバーで精神的にぶっ壊れていたかもしれません。

今思えば結構危なかったと思います。

このタイミングで言えて本当によかったですし、ちゃんと相談に乗ってくれる環境に本当に感謝しました。

また、残業時間は同程度でも、「一人で抱えているわけではない」という状況から精神的にはめちゃくちゃ楽になりました。

 

そもそも、何でそんなヤバくなるまでヘルプをだせなかったのか。

それは、私が『上長に「もう無理です」「仕事減らして下さい」と伝える事』=言ってはいけない事。ダメなやつの烙印が押される。恥ずべき行為である。

という考えを持ち、相談するのを恐れて、中々切り出すことができなかったからです。

これは1社目のブラックな部長・課長、及び相談にならない2社目のバカ部長により刷り込まれた価値観だと思います。

ちゃんとヘルプを伝えて対応頂いたこの経験が、旧来の私の価値観をぶっ壊し、健全な考えを持つことができました。

今は、セルフマネジメントとしてもヤバくなる前にちゃんとヘルプ出すべきだと思えまますし、業務タスク分配もマネジメントの大事な仕事なのでそれを聞いて頂くのも上長の大事な勤め。

また、ヘルプ出したらちゃんと答えられるのが健全な組織であるとも思えるようになりました。

 

 

11月末に会社の半期を振り返る納会的なものがあり、社内MVPを数名選出するのですが、なんと有難くも私が選ばれました。

選出のベースは全社アンケートによる他薦。

頑張ってたことが他の人にも見えていたんだなあとしみじみ感じました。

また、昇給における評価も中々によく、

オーバーワーク分は自分の中ではしっかり報われましたし、「頑張った分だけちゃんと評価して頂ける会社である」という安心感を持つことができました。

 

その後、2020年明けは東京の超主要会社のサービス導入も落ち着いてきて徐々に残業が減り、いよいよ精神的健康を取り戻しました。

3月末からはコロナで一時的に暇になりましたが、2020年6月現在はほぼ正常稼働に戻り、ちょうどよく忙しい感じで楽しく仕事ができてます。

 

長くなったので今回はこれまで。

次回、本シリーズの総括として、現在の私の仕事観・転職観についてを綴ってラストにしたいと思います。

では。