転職について➇(転職観について)

私は今年で30歳。

大学卒業し、社会人8年目で転職2回を経験、只今3社目。

セールスという職種は変わっていませんが、1度業界はガッツリ変えてます。

 

転職歴だけ見てどのように感じるでしょうか?

「転職しすぎ」「このご時世だと普通」「自分の方がもっと転職してる」、、、

いろんな捉え方があると思いますが、どれも正解だと思います。

というか捉え方は自由なんで正解・不正解もないんですけど(笑)

大事なのは転職した本人がどう感じてるかですが、今の会社かなり満足してます。

今までの3社の中で一番楽しいし、やりがいあるし、人間関係も良好。

更に、売り込む客層の感じも自分に合ってる。

2度の転職を経て今の会社に巡り合うことができ、本当にラッキーだったと思います。

残業が多くて大変な時期もありましたが、それでも何とか向き合って頑張って仕事できていたのは、やっぱり今の仕事が好きだからだと思います。

(今までの仕事の詳細は過去シリーズをご覧ください。最初がこちら⇒転職について➀ - すーやん気ままブログ

 

さて、このブログをご覧の皆様。そうです、あなたです!

(そもそも、こんなショボショボ文書を貴重なお時間割いてご覧頂きありがとうございます!改めて御礼申し上げます!)

あなたはいかがでしょうか?

今のお仕事、満足してますでしょうか?

 

今回は私の今まで経験で得た転職観について3つ語ってみたいと思います。

『今の仕事満足してます!』と言い切れない方は、考え方の一つとして、少しでも参考にして頂ければ幸いです。

 

親世代のいう事はあんまり参考にするな

今までの経験からたどり着いてしまった考え。

私は新卒で入った会社(一部上場、体質古めのメーカー)を辞める際、両親や職場の人に大反対されました。

当時の職場の方のほとんどが20以上歳上、両親に至っては30以上歳上。

彼らの多くはバブル期経験者です。

バブル期というと、どんな業界でも右肩上がりで、頑張って会社に貢献していれば勝手に給料があがっていって安泰だった時代(と言うイメージ)。

いわゆる終身雇用が当たり前時代ですね。

また、両親も会社の人もほぼ転職経験がありませんでした。

ネットがなく情報収集が大変、コンタクトが難しかった、景気が良くてどの業界も右肩上がりで終身雇用が保証されていた時代。

転職するリスク・コストが今よりずっとずっと高かったので、現職維持が基本的に合理的判断だったのかもしれません。

彼らにとっては、「転職」は自分が経験したことがない未知のもの。また、同じ会社で頑張れば報われるという成功体験を得ています。

対して、私世代はケータイやパソコン当たり前、ネット全盛期、終身雇用の崩壊、、

世の中が大きく変化し、育った時代背景による価値感は彼らとは全く違います。

なので彼ら世代とギャップが発生し、転職に大反対されたのも今考えれば当然でした。

 

多分、自分が彼らの立場でも同じく転職大反対派人間だったと思います。自分の経験をベースに物事を語る。超普通の事ですよね。

特に両親は私の事を心配して、私が道を外さぬよう自身の経験から助言をしてくれたのだと思います。

自分の事を心配してご意見を頂けたことはホントに有難い事です。

問題は、自分が幸せに働く為に、彼ら世代のやり方をすべて鵜呑みにしてホントにOKなのかってことです。

特に身近な立場(両親とか)からの助言ほど、感情がガッツリ入って彼ら世代価値観が色濃くなって、自分とのズレが大きくなります。

 

そもそも、転職したことない人に転職やめろと言われるの変じゃないですか?

ピザ食べたことないおばあちゃんに「ピザはまずいから食うな」と言われてるようなもの。笑

だから、そんな人の話は基本聞かなくていいんです!(そもそもピザがうまいかなんてのは自分の舌しか知りませんし)

ただ、真面目で素直過ぎる人は彼らの意見を完全に鵜呑みにし、自分とのギャップで悩んでしまうんですね。現に私がそうでした。

当時めっちゃ悩んでましたが、転職して人生とても好転しました。

転職してよかったんですけど!?と、助言をくれた色んな歳上の方々に心の中でツッコミまくりました。

 

ただでさえ転職は将来に対して不安感じたりストレスかかるのに、加えて正しいかどうかも分かんない他人の意見との違いに悩んだり、ストレス感じる。

これはほんと体力の無駄です。

なので、そういった意見はあんまり聞かない、もしくはスルーする!

これが私の2度の転職で得た結論です。

といってもそんな割りきれる人間なかなかいないし、不安だから相談するわけなんですけど(笑)

また、私は20代独身で転職しましたが、家庭をもったり子供がいたり、年齢層が上だったり、、人によってはそう簡単に転職できないし!と言う方ももちろん多くいらっしゃるかと思います。

ただ、お伝えしたかったのは世代・価値観の違う世代の意見を聞くのは上記のようなマイナス要素も多分に含む。という事です。(むしろ疑ってかかってちょうどいいくらいだとすら思います

 

ちなみに二度目の転職は転職先が決まってから両親に報告しましたが、色々言われる時間が少なくなってひたすら楽でしたし、転職もしてほんとによかったと思えています。

 

現職継続におけるデメリットもある

継続は力なり。日本人のすごく好きな言葉です。

否定するつもりはありません。私の中にも根強くある言葉ですし、素晴らしいことだと思います。

ただ、物事って必ずメリット・デメリットがありますよね

転職のデメリット=将来が分からない、というのはよく語られます。つまり、将来が描きやすいのが転職しない、会社を続けるメリットですね。

では、転職しない(同じ会社を続ける)事によるデメリットは?

世の中的にはこの話でてくる機会あまりない気がします。が、確実にデメリットも存在するんです。

だってそうじゃなきゃ【物事は必ずメリット・デメリットがある】の真理に反するんですもん。

では、私の考えるデメリットは?

一言で言うと、

現職に満足しておらず、もやもやを抱えたままだと、本来発揮されるはずのパフォーマンスが発揮できてない説です。

つまり機会損失が発生している訳です。

 

図にするとこんな感じ。

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現職へのモヤモヤ、ストレスは時間が大きいと仕事の質が下がるだけでなく、精神衛生にも支障をきたすこともあります(私の1社目の経験より。笑)
このケースは仕事が継続困難になって辞める。みたいな分かりやすいパターン。

病めば病むほど回復時間もかかるので、環境が許す限り早く辞めた方がいいです。その分リカバリーにかかる時間も早いので。

分かりづらいのは「精神的に病むほどではないけど、ほんとに現職でいいのかな」みたいなライトなパターン。

このパターンでも、モヤモヤをずーっと放っておくと、上図のように時間と共に機会損失が増幅して非常にもったいない、と私は思っています。

転職した先の未来は現職を続けるより見えづらい。現職意地が安泰。この考えは痛いほど分かります。

ですが、上記のデメリットも実はかなり大きくて大事なのではないかと思います。

本来は現職維持安泰の考えと対で考えるべき。ただ、比べようがなく限りなく見えづらいから語られないだけなんです。

この理論は転職して今の会社にたどり着き、過去を振り返って自分の中で納得感が持てたというか、自分の中の結果論です。

じゃあ転職して失敗したらどうすんだ!?というご指摘もあるかと思います。全くその通り、全てはメリット・デメリットあるのである程度運です。

 

ただ、転職のデメリットを恐れて現職を続けることは水が滞留して見た目には分からずとも腐っていたが如く、それはそれでデメリットもあるはず。という一面を書いてみただけです。

 

現状を変えるには行動するしかない。

行動の先はいつだって不確定要素があります。

ですが、行動して分かった事はとても大きな気づきで、たとえ短期的に失敗だったとしても、長期的に見れば学び・教訓となるかもしれません。

それはそれで失敗という気づきを得れた、という事じゃないでしょうか。先の分からない未来に不安になって動けなくなるのもとてももったいないと思います。

 

とりあえず転職活動してみて、内定出てから考える

この事項だけちょっと具体的です。

転職先の未来が描けず怖い。

であれば、ほんとに転職する(=現職を辞める)まではやらなくてもいい。

ただ、別の会社の内定までを貰うまで、とりあえず転職活動だけしちゃうのはどうでしょう?

内定出るまで動いて、ほんとに内定でたらとりあえず考える。みたいな。笑

かなり適当な感じで書いてますが、私の2度目の転職はこれに近いスタンスでした。

現職しか選択肢がない・逃げ場がないと、現職に対する不満・モヤモヤが大きくなる気がします。

これを解消するには他の選択肢を持つこと。

つまり、他の会社にも行ける状況であること=内定貰う。ということです。

内定もらったけど会社辞めなかった。というパターンは経験したことがないので正直なんとも言えないです。

が、仮にそのパターンだったとしても、内定でるまで転職活動頑張った仮定でいろんな気付きや学びがあり、絶対無駄ではないはずです。

なにもしないで現職に対する不満・モヤモヤが滞留するよりは、とりあえず行動してみる。もがいてみる。

動けば何か見えてくるかもしれません。

 

以上、私が2度の転職を経験して得た転職観でした。

、、、何か転職コンサルの回し者っぽい感じになってしまったかもしれません汗

 

自分の周りの転職の悩みで言うと【転職しまくって取り返し付かなくなった】よりは【現職に不満があるけどなかなか踏み切れない】のパターンの方が多くような気がします。

この主因は先述の「継続は力なり」と「転職した先の未来が不安」かと思いますが、そこに対する私見を書いてみた次第です。

 

なお、転職するしないに関わらずこの本めっちゃお勧めです。

現職での働き方、働くについての考え方を見つめ直しできます。

と言う訳で、転職シリーズは以上で終了です!

ではまた別の記事で。